鍵屋の秘密道具♪新たな道具が入りました。
どうもこんにちは、タウンロックです！
鍵屋というのは様々な秘密道具を持っています♪
一般では所持できない道具も、困っているお客さんを助けるために鍵屋としては取り揃えておかなければいけないわけです。
以前の記事でも書きましたが鍵屋が持つ道具のほとんどが一般では所持が禁止されていて鍵屋という仕事をしていることによって所持が認められるものばかりです。
それ故に普通では購入できないものが多いです。
今回仕入れた新しい道具も、もしかしたらと思いホームセンターや建築関係のお店なども探しましたがやっぱり売っていませんでした。
当然、ネットショップにもなく念のためにヤフオクも見てみたのですがやっぱりありませんでした。
ちなみに今回購入したのはこれです！！
鍵穴で中折れしてしまって取り出せない鍵を抜くための道具です！
ピッキングで開錠でするときに使用する道具をピックと呼ぶのですが今回の道具は鍵抜きピックと呼ばれるものです。
スクリューピックとも言うのかもしれませんが多くの鍵屋さんは鍵抜きピックと呼んでいます。
この鍵抜きピックですが、中折れしてしまって残った鍵の先端が鍵穴から出ていなく引っ張り出せないときに使用します。
鍵穴にこの鍵抜きピックを刺し掻き出すイメージで鍵穴に残った鍵を引っ張ります。
スクリューになっている部分は細く隙間に入りやすいですが摩擦がかなりあるためそれによって引っ張り出せるというものです。
しかしこの鍵抜きピックのデメリットがありまして、これで長時間鍵穴をいじくっていると鍵穴内部を削ってしまう恐れがあります。
当然削ってしまうと、無事に残った鍵を除去できたとしてもそのシリンダーがダメになってしまった正規の鍵を差し込んでも正常に動作しなくなる可能性があります。
そうなってしまってはせっかく折れた鍵が抜けてもその後そのシリンダーを使うことができなくなってしまうので交換が必要になってきます。
なので、基本的にはこの鍵抜きピックは使いません。
しかし、状況によっては使わざるを得なくなる場合もあります。
鍵がかかっている状態で鍵が中折れしてしまった場合はシリンダーを取り外して分解して除去するということができないので鍵抜きピックを使って除去するしかありません。
ちなみにその状況が一番起こりやすいのはどこの鍵だと思いますか？
答えはロッカーの鍵です。
住宅でしたら他の入り口から屋内に入り対象のシリンダーを扉から取り外して除去することができる可能性があるのですが、ロッカーはそこしかアプローチできないのでシリンダーを取り外すことはできません。
なのでこの鍵抜きピックを使用して除去するしかありません。
また、自動ドアや大きなガラス扉だとシリンダーを取り外すのにドアごと外さないとシリンダーが取り外せないといったものがほとんどです。
その場合もドアが外せれば良いのですが構造的に難しかったり人通りが多かったり物理的に大き重いので一人では取り外せない場合があります。
その場合も鍵抜きピックを使用します。
そんな便利というか鍵屋にとって必須なんじゃないかという鍵抜きピックを今まで持っていなかったのには理由が、、、
鍵抜きピックで鍵を抜けたためしがないという理由です！
以前何度か使う機会があったのですが全く残った鍵が抜けなくシリンダーに傷がついてしまった経験があるため持ってても使えないと思っていました。
しかし、やはり今後色々なニーズがあることを考えたらやっぱりないと困ると思い、この度仕入れました。
今後は鍵抜きピックでもスムーズに残った鍵の除去ができるよう訓練していきたいと思います。
一応今まで使ったことがあるものより性能は良いものなのであとは自分に技術しだいかなと思ってますので訓練していきたいと思います！
それでは最後まで読んでくださりありがとうございました。
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