その鍵交換待った!!鍵が問題じゃないかもしれません。
どうもこんにちは!タウンロックです!
今回は引き戸錠について書いていきたいと思います。
引き戸錠と一言に言っても当然種類は色々ありますし用途も違ったりします。
その中でもトラブルが起きやすいのが引き戸全体を見たときに真ん中の召し合わせというところに付いている召し合わせ錠が比較的トラブルが起きやすいです!
この真ん中についているのが召し合わせ錠なんですが、これひとつあればどちらの扉も施錠できるので防犯性も上がります。
しかし、これは取り付けが難しく知識がない状態で交換するとちゃんと施錠できないことがあります。
というのも、二枚の扉が閉まっている状態で重なった箇所の中心にちゃんと取り付けないいけないからです。
現在ついている召し合わせ錠から新しいものに交換する際もただ外して取り付けるだけでは中心が合っていない場合があります。
そうすると取り付け箇所をちょっとした加工をしてちゃんと中心になるようにしなければいけません。
扉を加工するわけなんで失敗しらた最悪扉ごと交換しないといけなくなってしまいます。
また、この召し合わせ錠はこの様な理由から鍵自体は全く問題なくても鍵の開け閉めがしずらくなったりできなくなることがあります。
一番多い原因が、引き戸自体が歪むことです。
引き戸が何らかの原因や経年劣化で歪むことがあります。
一番分かりやすい症状が引き戸が閉まりきらなくなり手でグッと閉めると閉まるといった場合です。
この場合、ちゃんと閉まったところで召し合わせ中心に鍵が取り付けられていたら当然中心からズレているので施錠しにくくなります。
手でグッと引き戸を閉めると鍵がスムーズに施錠できる状態になっています。
対処法としましては引き戸をちゃんと閉めて施錠するといった具合です。
しかしこの状態で長く使っていると閉めたときに本来ならかからない負荷が召し合わせ錠の金物にかかっていることになるので金物が歪んだり折れたりしてしまい、ある日突然使えなくなってしまう可能性があります。
そうなる前に何か対策を打ったほうが良いでしょう。
お客様から鍵のトラブルで鍵がかからなくなってしまったと言われたときは引き戸かどうかを確認して、引き戸だったら現場につくとやはりこれが原因ということを多々あります。
あとは引き戸のレールにゴミなどがあってそれが引き戸の滑車(戸車)について変に上に上がったしまって鍵がかけられないといったケースもあります。
この場合も戸車の汚れを取ってあげると鍵も元通りに使用できるといったことがあります。
このように色々な原因で鍵がかからないといったトラブルが起こるのですが、当然鍵が原因ではないので鍵を交換しても直りません。
鍵屋としては、交換する際にちゃんと中心取り付けますが根本の原因が解消されていないので交換後すぐにまた不調になる可能性があります。
その度に交換するのはとても不経済ですし、今度は引き戸自体を交換しなくてはいけなくなってしまします。
そうならないためには一度引き戸を正常な状態にしてそのあと鍵を交換するかどうか検討するのが良いかと思います。
ちなみに別の記事でも書きましたが、鍵のかかりが悪いからといって本来かけてはいけないところに潤滑油を吹きかけてしまうと、問題なかった鍵のほうまでダメになってしまうので合わせてお気をつけください。
ちなみに以前、一年ほど前に鍵の調子が悪いから付き合いのあるサッシ屋さんに召し合わせ錠を交換してもらったというお客様から鍵が不調だから交換を検討しているけど一度見てほしいと依頼を受けたことがあります。
そのときはまさにこのケースで、中心が合っていなくてグッと引き戸を閉めるとスムーズに開け閉めできるなんてことがありました。
サッシ屋さんにもちゃんと鍵についての知識がある方はいるのですが、このお客様はたまたま知識があまりない方にあたってしまってその後不調になってしまったのでしょう。
そうならないためにも鍵のことはやはり鍵屋さんに相談依頼するのが鍵と長く付き合うためには必要なのかもしれません。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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