鍵屋と泥棒は紙一重
どうもこんにちは！タウンロックです。
鍵屋という職業柄、住宅の開錠を行うことは結構あります。
テレビとかでやる鍵屋の仕事に密着！みないなやつでも鍵を失くして鍵屋さんに開けてもらうなどよくやっていますがそんなようなことをやはり現実でもやります。
開錠というと『ピッキング』という特殊な道具を使って行うやり方をイメージする方も多いと思いますが、もちろんピッキングも行います。
しかし、最近の住宅の鍵はピッキングでの開錠はほぼできませんし、出来たとしても時間がかかります。
どんなに時間やお金がかかっても良いからピッキングで開けてほしいという方は少なく、できることなら早く安く開けてほしいのが現実です。
我々鍵屋もそれを望んでいてそうなるように日々努力しています。
ピッキングでもどうしてもダメな場合は破錠と言って鍵を破壊して開ける方法があるのですが、それだと当然鍵は新しいものに交換しなければならないですし、交換の部品があれば良いですがなければ部品が手に入るまで施錠できなくなってしまいます。
これは私の場合の話なのですが、戸建て住宅の場合ピッキングでダメなら私はその次に窓からの侵入を考えます。
もちろん窓もガラスを割ったりとかではなく外から窓の鍵を開けることを試みます。
このやり方は当然詳しく書けないのですが新しすぎない家でしたら結構成功できるやり方です。
しかしやっていることは泥棒がやっていることと変わりないですしあまり人目につくようにやって悪用されてはいけないので時間との勝負になります。
戸建て住宅の場合は開錠依頼のあった現場に着いたらとりあえず家の周りを1周してどこに鍵があってどこなら開けやすそうか、その次窓は開いていないかなどを確認しながら窓からの開錠も考えながら下見を行います。
窓の開錠は私としては破錠する前の最後の手段なのでそれまでにピッキングやらなんやら試してそのあと窓の開錠を行います。
それまで結構時間かかっているのに窓なら1分かからないで開いたなんて経験もあります（笑）
これは逆を言うと、玄関や勝手口をどんなに防犯性の高い鍵に変えても窓は割らなくてもすぐに開けられてしまう危険があると言う事です。
それと割らないで済むので泥棒に侵入されて事に気づくのが遅れる可能性があり犯人逮捕につながりにくくもなってしまいます。
この窓の開錠ですが、あまりにも簡単で早いのでそれで開錠したお客様は窓の防犯を考えるなんてこともあります。
窓には窓用のそんなに高価でない補助錠がありますのでそういったものを活用して防犯性を高めると良いかもしれません。
それでは、最後までお読みくださりありがとうございました。
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